最初からバリアフリーの空間になっている住宅でも、家のまわりのちょっとした段差などをなくすなどの、見直しを迫られることがあります。
低い位置に取っ手をつけたり、階段に昇降いすなどを取りつけたり、風呂場で転倒などの事故がおこらないようにするなどのリフォームも必要になってきます。
そうした相談についても、作業療法士をはじめ、福祉住環境コーデォネーター(医療福祉建築の面から住環境の改善を行う専門職)などが協力してくれると思います。
これが関節のしくみです病気のしくみを理解するために、ここでちょっと関節について知っておきましょう。
関節とは骨と骨のつなぎ目の部分です。
人間の体には合計舶個の関節があり、それらは脊椎のようにあまり動かせない関節と、ひじやひざ、股関節のように自由に動かせる関節に大別されます。
関節リウマチは後者の動かせる関節におこりやすい病気です。
関節リウマチというと、高齢者の病気と思いがちですが、実はそうではなく、発症のピークは20〜30代。
とくに女性に多くみられます。
この年代の女性は仕事だけでなく、家事や育児に、あるいは親の介護にかかわることが多く、この時期に発症することは、家族だけではなく、社会的にも大きな損失であるといえます。
厚生労働省の「リウマチアレルギー対策委員会(平成17年2月報告)」によると、関節リウマチの患者さんは全国では約30万人といわれており、これは日本人全体の0.5%に当たります。
また患者さんの数は年々、増えていることもわかっています。
患者さんの数は約30万人病気に対する正しい知識関節全体は関節包という袋で覆われています。
関節腔と関節液、滑膜、軟骨(骨)、これら全体を包む関節包で関節は構成されています。
関節部分は、じかに骨と骨がくっついているわけではありません。
骨の先端にはコラーゲン(細胞と細胞のすきまを埋める働きのある線維成分)でできた軟骨があり、骨と骨の間にはわずかに空間(関節腔)があります。
この空間のなかは関節液と呼ばれるベトベトした液体で満たされています。
関節液は、いわば潤滑油のように関節をスムーズに動かしたり、関節にかかる衝撃をやわらげたりします。
滑膜は関節液を分泌するところで、靭帯の内側に張られています。
関節リウマチは、この滑膜という部分に炎症がおこり、それが増殖することで関節が破壊されていく病気です。
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